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2014/03/11

No. 5 静電偏向形ブラウン管の構造

「静電偏向形ブラウン管の構造」

静電偏向形ブラウン管は、電磁偏向形ブラウン管に比べ胴回りがスリムなボトル・タイプの形状で内部は真空状態になっています。
その底面が蛍光面 (波形が描画される面)、胴体部分がコーン部、首に近い部分がネック部と呼ばれています。
蛍光面は長方形が主流になっていて、注ぎ口に相当する部分はソケットで、電気回路へ接続するピンが付いています。また、一般的な内部構造は、下図のように

■ 電子銃部(ガン)
■ 偏向部(ヨーク)
■ 蛍光面(スクリーン)

の三つの部分で構成されています。これらをボトル・タイプのガラスの容器に納め、その内部を高い真空状態に保つことで、電子が飛び出し易い空間を形成しています。
大雑把に言えば、このブラウン管は、電気信号を波形として私たちの肉眼で見られるような形に変換してくれるマジック・ボックスと言ってもよいでしょう。

次に、このブラウン管の内部構造について、電子銃部(ガン)、偏向部(ヨーク)、蛍光面(スクリーン)の順にそれぞれ説明していきます。

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