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2014/03/11

No. 66 リサジュー図形による基本測定

リサジュー図形による基本測定

図のように、信号AをY軸へ、信号BをX軸へ加えます。

ここでは、正弦波(1kHz)で同じくらいの電圧をそれぞれに入力してリサジュー図形の仕組みを説明します。
このリサジュー図形は二つ信号によりたくさんの波形パターンがスクリーンに現れ回転しているような動きをしています。
両方の信号の周波数が整数比の関係(例えば、1:1、1:2、2:3、2:5、3:4、5:2)になると、その波形パターンは静止して、周波数、振幅、位相などの比較ができるようになります。

(1) X-Yにセットする

リサジュー図形による測定の時には必ずX-Yスイッチを[ON]にセットします。
また、CH1 VARIABLEツマミとCH2 VARIABLEツマミを[CAL] の位置(右に回し切った位置)にセットします。

(2) 波形パターンを適当な大きさにセットする

CH1とCH2のVOLTS/DIVスイッチを回して波形パターン(左図)ができるだけ大きく表示(8 div以内)されるように調節します。
この例は両方のレベルがほぼ同じ設定ですから、VOLTS/DIVスイッチもCH1、CH2ともに同じレンジにセットします。

(3) 波形パターンを中央へ移動する

波形のサイズが測りやすいようにCH1 POSITIONツマミとCH2 POSITIONツマミでスクリーン中央へ波形パターンの中心を移動します。

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